経理マンが英文契約書の本を持っていて、仕事で助かった話です。
私が持っていた本は、こちら。
『はじめてでも読みこなせる英文契約書』
ファイナルファンタジーの攻略本くらい、ぶ厚いです。
なぜ持っててよかったのか。
上司からの質問に対して、正確な情報を伝えるだけでなく、
自分の知識を増やすことができたから。
どういうことかというと、
今日の仕事でこんなことがありました。
私は経理部で働く30代男性社員。
数ヶ月に1度くらいの頻度で、
英文契約書を読む機会があります。
なぜ経理なのに英文契約書を読むのか?
契約=お金が絡む話が多いので、
経理も契約書を読むんですね。
上司はあまり英語が得意な方ではなく、
契約書もプロフェッショナルな分野ではないため、
当然、英語できますアピールをしていた私に質問してきます。
「今、時間あるかな?
この売買取引契約書に、所有権移転のタイミングって記載されているか分かる?」
パソコンに送られてきたPDFを開くと、
そこには、16ページほどの英文契約書が…。
私もそんなに得意ではないので、
とりあえず、初めから読むことにしたのですが、
とにかく時間がかかる。
Google翻訳で「所有権」を調べると、
ownershipという単語だったので、
それも探しながら、ひたすら読む…
(もうこの時点で、この方法で合ってるのかと疑心暗鬼・パニック状態でした)
30分ほどかけて、全部読み終えたのですが、
結局、所有権移転の話とか、ないよな…となってしまい、
この30分、私は何をやっていたのだろうと、かなり焦りました。
在宅勤務のため、上司からのプレッシャーはありませんが、
なんとも不甲斐ない気持ちになります。
放心状態になった私。
「あれ…?そういえば本買ったよな…」
本棚にあった『はじめてでも読みこなせる英文契約書』を手に取ります。
目次で、所有権移転を調べると・・・あった!
「製品の所有権」を「the title to the product」と訳すことを初めて知りました。
興奮冷めやらぬ中、「the title to the product」の文言を契約書から見つけ出し、
上司が質問してきた、所有権移転のタイミングの記載を見つけることができたのです。
これを上司に報告した際、とても感謝されました。
結論、
自分の知らないことを、自分で調べて誰かに教えてあげると、
その人から感謝されるうえに、自分の評価も上がり、
知識も増えて、いいこと尽くしでした。
この本を丸暗記することは難しいので、
どんな内容が書かれているかくらいは覚えておいて、
いざ実務で分からないところがあれば辞書代わりに使おうと思います。
以上、経理マンが英文契約書の本を持っていて、仕事で助かった話でした。